4-1,紫外線とは
「紫外線(しがいせん)」とは、人間の目には見えない光(電磁波)の一種で、可視光よりも波長が短く、X線よりも波長の長い領域に位置します。英語の “Ultraviolet”(ウルトラバイオレット)の頭文字から「UV」と略されることもあります。
太陽光に含まれる光(電磁波)の一部であり、そのエネルギーは可視光よりも高いため、生物や物質に様々な影響を与えます。
4-2,赤外線とは
「赤外線(せきがいせん)」とは、こちらも人間の目には見えない光(電磁波)の一種で、可視光の「赤色」よりも波長が長く、電波よりも波長が短い領域に位置します。英語では「Infrared」(インフラレッド)といい、「赤色の下にある」「赤色の外側」という意味合いを持ちます。略して「IR」とも呼ばれます。
赤外線の大きな特徴は、熱作用です。物体が熱を持つと、その温度に応じた赤外線を放射します。このため、「熱線」とも呼ばれ、私たちが太陽の光を浴びて暖かく感じたり、ストーブの前にいると暖かく感じたりするのは、この赤外線によるものです。私たちの体も含め、絶対零度(約-273℃)以上のすべての物質は赤外線を放射しています。