• 干渉フィルタは、血液分析や免疫反応の観察に使われる光学フィルタで、反応を起こさせる励起光と反応の結果発生する蛍光が混ざった光の中から蛍光だけを抽出します。
  • 中心波長、半値幅、阻止範囲をご指定いただければ、半値幅1.0nmの狭帯域のバンドパスや最大透過率90%以上などのご要求に合わせたカスタムの製作も対応が可能です。
  • また、通常では一定の波長範囲でしか阻止できませんが、金属膜を利用したブロッキングフィルタや色ガラスフィルタ、カットフィルタと組み合わせることにより全波長領域での阻止も可能です。
  • 蛍光検査装置、血液分析装置、免疫測定装置やライフサイエンス用分析装置などに使用されています。

 

干渉フィルタ

誘電体BPF+金属BR TYPE

誘電体膜のバンドパスフィルタと、金属膜のブロッキングフィルタを組み合わせたフィルタです。指定される透過帯以外の全波長域で遮光が可能で、透過率は低いですがS/N比に優れています。

  • 寸法:φ12+0/-0.1×5.0±0.1t(リング付)
  • 有効:φ8以上
  • 入射角:0°(垂直入射)

仕様例

波長(nm) 中心波長公差 半値幅 最大透過率 阻止率
(透過帯を除く)
340 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
405 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
415 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
450 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
490 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
540 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
570 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
600 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
630 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
650 ±2.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
700 ±3.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%
750 ±3.0nm 10±2nm ≧35% ≦0.01%

 

※高温多湿での使用は避け、長時間使用の場合は50℃以下でご使用下さい。
※入射する光の角度により特性が短波長側へシフトいたします。
※ご希望の仕様に合わせて設計・製作することが可能です。